暑さ
ちりーん、と風鈴の音が鳴りまして、
それだけでなんとなく涼しいような気持ちになります。
不思議なものです。耳から入ってくる情報で、どうして涼しいという感覚になるんでしょう。涼しい音がするからだ、と言われればそうなのかもしれませんが、
何故風鈴の音は涼しさを喚起させるのでしょうか。不思議です。
今日は炎天下の外で行列に並んで甘いものを食べたり、
口直しに炒飯を食べたり、
勉強をしたり、
そんな一日でした。
暑い中に2時間超も並ぶだなんて、
一人では絶対にしないと思うんです。それでも誰かといると、暑い暑いと文句をいいながらも、なんとなく時間を過ごせてしまう。
そして目的に達してしまえば、並んでいた時の辛さなんか、なんてことはなかったなんて思ったり。
長く並んでいた時の自分が、一瞬の楽しみでチャラになるなんて、
なんだか騙されているような気もするんですが、汗をかきかき、まだかまだかと過ごしていた時間があって、初めて辿り着いたゴールを楽しいと思えるのかもなあと考えたりもするのです。入り口と出口が最短経路で結ばれた迷路なんて、つまらないですもんね。
一人ではやらないようなことも、
誰かといるとできる。逆もまた然りだけれど、できれば暑さを理由に外に出るのをやめるような過ごし方は、もったいないからやめてしまおうと思う一日でした。
何はなくとも、夏は楽しい。