未知の未知

 

一年が始まってからすでに6分の1が終了し、

3月ももう3分の1が過ぎようとしているということに、

鳥肌もんの恐怖を感じています。

 

いくらなんでも早すぎはしないかと。

 

この歳をとるごとに一年がどんどん短く感じるようになるこの現象にも、

実は名前がついていて、それを「ジャネーの法則」と言います。

 

ジャネーの法則という言葉を聞いたことがなくても、

一年の体感時間は自分の年齢に反比例して短くなっていく、みたいな話はどこかで聞いたことがあるのではないかなと思います。

 

6歳の子の1年は1/6、25歳の人の1年は1/25、

分母が大きくなればなるほどその数は小さくなっていくので、

それだけ体感時間が短くなっていくということなのだそうです。

 

一日はめちゃくちゃ長く感じるのに、一年は短く感じるなんて変だなあ。

 

中学生の頃に、

バスが急停車した時に身体が進行方向にくんっと傾くあの現象、

あれに「慣性の法則」という名前がついていると知った時に心底びっくりした記憶があります。

 

これは自分の新発見に違いない!!!!!!!!!

と思って喜び勇んで検索してみると、大概のことは既に誰かが提唱しているもんです。

もうほとんどのことが出尽くしているのかなあなんて錯覚に襲われたりもしますが、これはきっと自分がもっと早い時代に生まれていたとしても同じことを思うのでしょうから、自分がまだまだ「知らない世界があることを知らない」だけなのでしょう。

 

何かを突き詰めていけば、世界を俯瞰する視点が手に入るのでしょうか。

んー。