「すすめる」の違い
パスタを綺麗に半分に折る方法ですが、
デカルト先生の至言「問題を分けて小さくする」で解決しました。
つまりはまとめて折ってやろうという横着をやめて、
いくつかの束に分けて半分こにしていくことで、綺麗にパスタを半分にすることができました。高校の時に方法序説を読めと勧めて下さった数学のK先生、ありがとうございました。
勧めると書きましたが、
皆さんは「勧める」「薦める」「奨める」の違いってご存じですか。
ぼくは知りません。
正しく漢字を使い分ける、分別ある大人に一歩近づくためにも、今日はこの3つの使い分けについて勉強しようと思います。
はい。
ということで調べてきましたが、
どうやら「勧める」と「奨める」は同じもののようです。
なので「勧める&奨める」と「薦める」の使いわけということになりますね。
早くもすすめるがゲシュタルト崩壊してきました。ちなみにゲシュタルトはドイツ語で形という意味です。
ぼくは単語を覚える時には適当に自分で例文を作って、文ごと覚えるようにしているので、今日はそれにのっとって意味だけでなく、例文と一緒に紹介しようと思います。
まず「勧める&奨める」ですが、
これは”行動”あるいは”物”(の使用)を相手に促すときに使うもののようです。
先ほどの『この本を読むことを勧(奨)める』は前者ですね。
『一度は食べていただきたいシリーズのチーズ鱈はぶっちゃけあまりお薦(勧)めできないよ』
の用法になると、”物”(の使用)を促す方になりますね。
広告なんかで「おすすめです!」とか「オススメです!」とか書かれているのはこの「お勧(奨)め」ですね。だんだん変換するのが面倒になってきました。
残りの「薦める」ですが、
こちらは用法がかなり限られていまして、
「人や物の良い点を述べて”採用”を促す」時に使うようです。
『君みたいなぼんくらに薦めるにはもったいないくらいの、いい娘だよ、うちの子は』
みたいな用法ですかね。色恋沙汰と”採用”の二文字が何となくそぐわないような気もしますが。
はい、
このような違いみたいです。
この記事を書いた私と、この記事を読んだあなたは明日から「すすめる」の漢字の使い分けができるようになりました。めでたしめでたし。
覚えておかなきゃなーと思ってメモはしたものの、全く身についていない雑学や、言葉がたくさんあるので、気が向いたらまたこういうのも書きますね。