千里馬常有。而伯楽不常有。
ぼくは絵画や音楽や、工芸品や、文学、その他あらゆる作品は、
作った人から切り離されて評価されるべきだと思っております。
丁度親と子どもが別の人間であるように、作品と作者は基本的に別物だと考えるべきではないでしょうか。
もちろん、子どもが何か倫理的、社会的によくないことをしでかした時は、
それは子どもの監督をしている親の責任であると思います。
親が何かをしでかした時、親は親で責任をとらねばならないでしょうが、派生としてその子どもの将来まで奪うようなことがあってはならないと、ぼくは思うのです。
作者の死後に作品が広く世に認められることもあれば、
作者の存命中に作品がこの世から葬り去られることもあり、
社会に認められた作品が良い作品で、
社会に受け入れられなければそれは無意味なものになってしまうのだなあと、
寂しい気持ちになったのでした。