10個いうこと


ぼくの先輩になんでもまず10個言え、という人がいた。

たとえば今年の目標であるとか、自分の直したいところであるとか、私のいいところであるとか、欠点であるとか、そういうものだ。
私のいいところに関しては15個言わされたような気もする。

4,5個くらいなら案外すぐ出てくるものだが、10個となると結構骨が折れる。
先輩は厳格なので、似たような意味内容だとカウントしてくれない。

どうにか10個(あるいは15個)を絞り出しても安心してはいけない。言った後で個々の要素を再度復唱させられた挙句、中身についての説明を求められるからだ。


そんなことだから昨日突然友達に、自分(友達のこと)のいいところを教えろと言われて、これとこれと、と全部で12個くらい要素を挙げることはわけなかったのである。

逆に引かれるいわれはない。
ひどい話だ。それぞれの要素について何かエピソードを引用して説明しても良いと付け加えたのがいけなかったのかもしれない。

最近は先輩と連絡をすることもほとんどないので、10個言えなんてことを言われることもなくなったけれど、何かを求められた時にぱっと10個くらい言えるようにしておくというのは、悪くないことのような気がする。

実際ばか正直にいろいろ要素をあげるとぼくみたいに引かれてしまうけれど、自分の中に選択肢として持っておけば、それだけで心に余裕が生まれるのだ。

タイトルだけ書いて寝てしまったので、
書きたかった流れをわすれて、あまりにもとりとめがなくなってしまったけれど、なんとなくそんな感じだ。