死に至る病



死ぬ夢なら今まで何度か見てきたけど、近い将来死ぬことが確定しながら生きる夢というのは初めて見た。なにって、癌になった。(※夢の中の話です)

日々の生活において、本来ならもっとやるべきことがあるにも関わらず、目の前の楽しみ、娯楽みたいなものに流されてしまう状態ってのは、言い換えるなら死について忘れながらに生きることができている状態なのかもしれない。


世の中から自分の痕跡がなくなる(=死ぬ)かもしれない事態に陥ったとき、少なくともぼくは、今だけ楽しいことをするよりは、少しでも多くの人の記憶に残るようなことをすべきだと考え方を改めるに違いないと、そう思った。というか夢の中でそう考えを改めていた。

確かスティーブジョブズかなんかも似たようなことを言っていたと思う。明日死ぬことがわかっていて、君が今やってることを、君は本当に続けるか、みたいな、なんかそんな感じのこと。

聞いたことはあっても、死を身近に置いておくのはむつかしい。

実感を伴わなければ死だってそういうものがあるくらいの知識か、フィクションに過ぎんのだから。だって今は生きてるし。


なんかそういうわけで、夢の中だけど少しだけ死が自分に歩み寄ってきたように感じたっつー話でした。

少なくともゲームに費やす人生じゃあねえわなとなった。