マウスピース矯正
風邪を引いてぶっ倒れて、
体が自分の思う様うごかないなんてことは、今まで何回かありました。
あれは例えて言うならなんでしょうかね。
見えない重たい石でも乗っかっているような。そんな状態ですか。
しかし、
思考をジャックされるなんてことは今回のことがあるまで生まれてこの方一度もなかったです。
これは例えて言うなら、自我は残したまま何者かに操られているような。
自分の意思はあるのに、自分の思う通り物を考えることができないというような状態です。
思考ジャックなんて大層な言葉を使いましたが、
物を考えようにも「歯ァ痛え!」となって、そこで思考が強制終了されるっていう、
言葉にしてしまえばそれだけの話なのですけれど。
でもたったこれだけのことで、
考えたいことを自分の思うように考えることができないだけで、
自分が自分でないような感覚に襲われるのだなあと。
普段通り、ものを考えるとっかかりまでは得られるのに
その先に進めないというのは、
目と鼻の先に美味しそうなご飯が並んでいて、食べはするのに味もしなければお腹もいっこうに膨らまないような、
そんな不完全燃焼感でした。
「あなたはいつも考え過ぎ」と笑われて、
そんなもん時と場合によるわい! と思っていたけど、
本当に”いつも”考えすぎなのかもしれません。
デカルトではないですけど、自分は
「我考える故に我あり」なのだなと。
今日は中学生ぶりくらいの歯医者に行って参ります。
かなりご無沙汰なので、年甲斐もなくちょっとびびってます。
(本当は物を考えられないことで自分が自分でないような感じがする、ということにもっと重点を置いた文章を書きたかったけど、うまくいかないので断念。)