書く、話す。書いて、話す。
無重力に頼りきった宇宙飛行士が、
地球に帰ってきた時に筋力がへろへろに衰退してしまっているのと同じように、
私の話す力というのはどうやら今、地に落ちてしまっているようです。
ここを毎日更新しているのは
もちろん文字を書く力を向上させることが大目的ですが、
ごく最近で言えば、「言葉を口に出さない分」を
「文字に起こす」ことで埋めようという気がないではないのでした。
口語と文語という言葉がわざわざ別々に用意されていることから
すぐに気がつくべきだったんですが、
言葉を書くことと、言葉を話すことは二卵性の双子のように、似ているようでどこか別なもののようです。
まがりなりにもほぼ毎日(と言わざるを得ないのが悔しいですが)
このブログを更新しているのだから、
物を書くという経験から得た言葉へのこだわりのようなものが、
そのまま話し言葉にだって適用されるものだと思っていました。
甘かった。
話し言葉は話し言葉で、
話すことへの姿勢は姿勢で、
話しながら鍛えていかねばならないものらしいです。
こうなってくると
人と話す機会に乏しい生活を送っていることを恨まねばなりますまい。
一人暮らしってのは、こういう時に不便なものです。
友達はいます。念のため。あまり会わないだけです!
参ったな。
書き言葉を鍛えることが、
話し言葉を鍛えることにはならないくせに、
言葉を話すことに自信をなくしたことは、
そのまま言葉を書くことへの自信を失うことにも繋がってしまうのだから。
書くことと、話すこと、
あり方は全然違うふたつでも、辿ってみれば、大元は同じところに繋がっているみたいです。
残すところ3日となった今週の目標は、
人とたくさん話しをすること。