朝の戯言2
現実でバイトをやめたというのに、
新しいバイトを始める夢を見た。
この溢れ出る労働意欲!
日本を牽引する企業様は私を雇った方がいい。私が必ずや日本のみならず、世界を引っ張る大企業にしてみせよう。
はい。
その夢のバイト中にバイト先に私宛の荷物が届いた。中身は平凡なお菓子の数々だったんですけど、その中に千円札が裸でねじこまれている。
それとは別に一葉と諭吉が封筒に入ったものもあって、なんで野口英世だけ裸やねん。ぐちゃぐちゃやないかい。と思ったところで、はっと気づくことがあり、悔しさとともに目を覚ました次第であった。
その悔しさは飲み込むことにして、
ずっとただただ置いておいたハンドクリームを使ってみることにした。
手を動かす度にふわふわと匂いがする。