べしゃりのションテン

 

 

歳をとって、勝手に昔よりは複雑で難しい人間になったつもりでいたんだけど、

ずっと変わらない核のようなものがあって、その周りに積み重なった物が単に多くなっただけなんだなあと思った。

 

その実、汚い部屋の床が見えないみたいに、

その積み重なったもので、一番シンプルな部分の核が見えなくなっていただけなのだった。

 

心動かされるものも、

伝えていきたいと思うものも、

大切にしていきたいものも、

面白いと思うもの、

許せないと思うもの、

 

昔からそんなに大きくは変わっていない。

と思う。

 

人生の半分を共にしている友達がいたり、

人生の4分の1は続けている趣味があったりして、

変わらずにその人達が好きで、

変わらずにその趣味が面白くて、

今でもそう思えている自分がいることに、なんというか安心した。

 

自分が相対する世界はどんどん変わっていくし、

自分があるべき立場もきっとどんどん変わっていくのだろうけど、

それにあんまり翻弄されずに、自分の核のような部分で、

やりたいと感じるものを選び取れるような人生を送りたいもんだなあと思ったのでした。

 

小学校から数えて4度目の学生生活も今年度で終わろうとしていて、

周りの友達は何かを残そうと動き始めています。

後から振り返ったときに、ただただ懐古されるだけじゃなくて、誇らしい「あの頃」になるよう残りの学生生活を送るのだと決意して、今日は寝ます。

 

夜だね。