準備運動
卒業まで、
2日に1冊のペースで本を読んでみようと決めた。
昨日決めて、とりあえず今日までに『㈱貧困大国アメリカ』を読み終わった。
小さな力でも、
やり方さえ間違えなければ大きな力に立ち向かうことができる、ような気がした。
失うものが何もなかったり、
本当に無知で怖いもの知らずな時は、
かえって限界なんか感じることなく何にでも果敢に立ち向かっていけるのだと思う。
けど、
少なからず歳を重ねて、
そこで無茶をすることで引き起こされる可能性のある結果を考えれば、
今この状況を我慢したほうがよっぽどマシなんじゃないか、なんて
保守的な姿勢をとることも、増えてきた。
あれやこれやとやらない理由や、
自分の限界を見つけることは本当に簡単だ。
それに、
小さい頃はなんだろう、
立ち向かうものと言えば漠然とした「悪いもの」とか「つまらないもの」みたいな概念めいたものだったけれど、
大きくなった今ではそれがより明確だったり強大(?)な「制度」や「企業」や「国」や「世論」だったりすることもある。
相手が具体的であればあるほど、
立ち向かった際の結果の予想もつきやすく、
その予想が良い方向のものでなければないほど、
実行に移すことも難しくなる。
日常生活では、
思うにとどめて実行に移さないことの方が賢い場面も多いだろうけど、
普段からそういう思考に慣らされていると、
いざ本当に声をあげなければならなくなった時に、
日和ってしまうかもなあと思いました。
今日そういえば一言も言葉を発していないや、
と思った時は、コンビニでわざと温めるか否かを聞かれる商品を購入して、
声帯を使うチャンスを作る、ぼくからは以上。