目的地なく飛ぶ飛行機は、海に落ちる 後
男の子も、
表面上に現れてる女の子の好意だけを素直に解釈して受け取っておけば、
何の問題もなくゴールインできたろうに、
見つけたラブレターを、勝手に「本当は自分の事が好きではない」というメッセージだと解釈して、その勝手な解釈を元に議論をスタートさせるから、うまくいかなくなってしまう。
Twitterでまったく上手くいってない議論(?)ふっかけたりしてる人(たとえ話でいう男の子)も、そもそも文字でしか話し合いができないのだから、素直に表示された言葉をもとにして議論すればいいのに、
お前がそういうことを言うのは◯◯だからだろう、とか××だったらそんなことは言わないはずだ、とか書かれていることから色々拡大解釈したり、曲解したりして、話を進めるから、上手くいかない。(ラブレターを他に好きな男がいると解釈した男の子みたいに)
ふっかけられる側(たとえ話の女の子)は、
自分の発言が意図したものとは全く違った形で、勝手に解釈されたものを根拠に因縁つけられるわけだから、その議論自体にまともに取り合う気が起きなくてもしようがないと思う。
例の話の場合、
本当は2人には
「相手が、自分のことを好きか否かを確認する」
という共通の目的があったはずで、男の子がラブレターを見つけた後も、
その目的に向かって話し合いを進めていれば多分上手くいったことだろうと思う。
「ゴミ箱にラブレターを見つけてしまったのだけど、
これはぼく以外に好きな人がいるということなの?」
と、そう聞けば済んだ話だ。
だけれども、
男の子はラブレターを見つけた瞬間に、
もう女の子を敵認定してしまった。
こうなったら、話し合いもくそもあったもんじゃない。
男の子と女の子の言葉の交わし合いには、もはや終着点はなく、
男の子は自分の信じる女の子の咎を責め、
女の子はその男の子の姿勢に不信感を抱きながら、誤解を解くことに終始する。
なんかこんなことをやっているイメージ。
今まで手が届くはずもなかった人たちとも、
気軽にやりとりができるのは、Twitterのいいところだ。
気軽だから、今まではチラシの裏に書かれたり友達同士の愚痴ったりで終わっていたはずのもの、その程度のものを発言元の本人にぶつけることだってできる。
なんか、そういうところから始まるもんが生産的な訳はないよなあと思って。