不確定性

 
人の才能って、
何か信じることから芽生えるのだという風に思っています。
物事の継続性って、それが好きか、そこに自分の才能があると信じるか、のどちらかに依存するものだと考えるからです。
 
自分自身で自分自身の才を信じて努力し続けることもそうだし、
人が自分に何か才能があると信じていることを信じて努力することも、立派な才能だという風に思うのです。
 
そんで、自分は本当に後者だけで生きてきたなと、そう思ったのでした。
今まで顔見知りくらいの仲だった人とご飯を食べる機会があって、そういう時って大抵ぼくは過大評価してもらうことが多いので、そう思わされたのでした。
自分のために努力したことなんか、人生で一度もないかもしれません。
 
 
それでいて妙なプライドは持っているんだから変な話です。人からの期待でやっと膨らむことができる風船のくせに、それでいて一人で勝手に自信をつけているのですから。
 
 
話変わって、
マーニーを見てきました。
 
ぼくはポニョから先のジブリ作品を一切見ていないので最近の話どれもそうなのかもしれませんが、ラピュタやトトロのノリでは全然ない作品だなと思いました。雰囲気はありますが。
 
内容で比較するなら千と千尋の神隠しに似ていますが、あそこまでわかりやすくもありませんでした。
 
ただ、あの一見ですんなりわからないあの感じがぼくはとても新鮮で、
絵の綺麗さも合間って、もう一度観たいなあという気にさせられました。
 
もしかするとパンフレットを買うと、もう一歩作品に踏み込めるのかもしれない、と思ったりもしました。
 
ふと、家族よく映画館に行っていた頃のことを思い出しました。その頃は、映画とパンフレットはセットでした。
 
ぼくはパンフレットの内容もそうなのですが、家族で何かをした証として、家にパンフレットが残るのが、たまらなく好きでした。
 
それだから、今回はパンフレットを買わずに済ませました。
 
もし次に行くことがあれば、その時は買うかもしれません。
 
 
映画を観て、お肉をたべて、
知り合って、お酒を飲んで、語らって、今日はあれこれ忙しかったけれど、とても楽しい、いい日でした。