欠けゆくものども
今月の8日は皆既月食だそうです。
露天の小さく切り取られた空に浮かぶ、雲々に囲まれながらもさんさんと光る月をみていてそれを思い出しました。
皆既日食を見たのは、高校三年生の時だったなというのも、一緒に、意味なく思い出しました。
担任の先生にその日は日食を見にいくので補習はサボりますと言ったら、嬉しそうに頷かれたのを今でもはっきり覚えています。
あの時は、
その当時好きだった女の子を誘って、
その子にも授業をサボってもらって一緒に見に行ったなあ。懐かしい。
今回の月食は、ちょっと趣旨が違うかもしれないけれど、日本酒とお団子をお供にひとりでみようと思います。
近所に住んでるそういうのが好きな友達は、もう明日明後日には実家に帰ってしまうらしいから。
銭湯にもよく一緒にいってあれこれ話すんですが、それもしばらくはできなくなってしまいそうです。
月は見たところ、今まさに満月にならんとすといったところですね。
この調子だと8日にはきちんと円いのが欠けてゆく様が見られそうです。
月食というのはそういうものなのかもしれませんが。
今はその実家に帰ってしまうらしい友達と、慰安カラオケです。
歌って歌って、枯らして枯らしてきます。