今は昔
中華を食べたいと思っていたところに、
美味しそうな煮物の匂いが漂ってきて和食が食べたくなるみたいに、
人間は極短いスパンでも考えがころころ変わります。
長い目で見れば苦手だったものが得意になったり、
昔は考えもしなかったようなことを深く考えるようになったり、
自分では思いがけないものに興味がでてきたりとか、本当にいろいろな変化に見舞われることでしょう。当たり前のことです。
しかし人は今度は全く反対に、
何か重たい過去があったりする人に対しては、
その人の価値観というのは根本的にそこから変化しないのではないか、
みたいな疑いを持つこともあります。
わかりやすいと言えば失礼に当たるかもしれませんが、わかりやすい例で言うなら
かつてひどい虐待を受けていただとか、
人を殺した前科があるとかです。
仲睦まじい家族を見て、今どんなにお子さんを可愛がって育てていても、かつて虐待を受けていたあの人は、いずれ自分の子どもにも虐待をするのではないか
と考えてみたり、自分の罪を悔い更生をして真面目に生活している人に対しても、ふとしたはずみにこの人はまた人を殺すのではないかと疑ってみたりする。
この例を見ると人の変化を否定しうる材料というのは、
何か特別で、珍しい経験でなければならないような気がしますが、
その実現代で言えばそうした材料なんていうのはそこらへんにいくらでも転がっています。
このブログを遡れば1年前のぼくが何を考えて、どんな発言をしていたかを辿ることができます。人のFacebook、Twitter、遡って参照できる過去が、いくらでもネット上には転がっています。
お前、今そんなこと言ってるけど昔はこう言ってたじゃねえか、
という論法に援用できる材料がネット上にはそこかしこに落ちているのです。
御自らが安全に生きていく上で、
相手を知るために相手の過去を参照するのは大切なことだと思います。
時にはその過去によってその人の現在を疑う必要もありましょう。
しかし過去を相手の喉元に突きつけて
その人の現在のあり方を邪魔するようなことがあってはいけないなあと思うのです。
人は変わるんですから。
この内容につけるのもどうかなあとは思ったんですが、
書くといったからにはハムたまごトーストの作り方をおまけでつけておきます。
【材料】
食パン(厚切りのもの) 1枚
スライスハム 1,2枚
卵 1個
マヨネーズ 適量
【調理手順】
①食パンにハムを1枚、または2枚乗っける
②食パンの縁にマヨネーズで土手を作る(※1)
③土手の中に卵を落とす
④トースターで卵が固まるまで焼く(※2)
⑤食べる(※3)
※1
マヨネーズは卵をパン上に維持するための大切な壁ですから、お好み焼きの時などに使うヒョロヒョロとした細い出し口からではなく、チューブの太い出し口から出すことをおすすめします。
パンの縁をマヨネーズで一周。更にその上にもう一周重ねるようにすると、かなりの強度になります。壁が薄いと卵を落とした時にそのままパンの上のみならず皿の上からも卵が滑りだして大惨事になります。皿の上からトースターに運ぶ作業もなかなかに神経を使うので、壁はやはり重要です。
(要改善点)
壁はできるだけ外側に作って、卵の白身が広がるスペースをなるべく広く確保したほうが、卵に熱が通りやすくなって、トースターにいれておかなければならない時間が短くなる?
ぼくが作ると二重にした上の方のマヨが内側に倒れこんできてしまって、卵スペースが狭くなりがちです。
※2
気をつけなければいけないのが、卵をのせた食パンをトースターに運ぶ作業です。
コツは、食パンをほんのすこしだけ内側に折り曲げて卵が自由に動かないようにしながら運ぶことです。そうすると高確率で平穏無事に作業を終えることができます。
前述のとおり、白身になかなか熱が通らないので、
普段食パンを焼く時より長めに焼き時間がかかるかもしれません。
パンが焦げなければ特に問題はないです。カリカリな方がむしろ美味しいくらい。
熱の通りの目安を白身にしているのは、白身流れでて起こる事故が一番悲惨だからです。
オーブンとかトースターとかいろいろ試しましたが多分トースターが一番いいです。
オーブン200度3分×2とかで調理してみましたが、黄身は表面はぱさぱさになっているように見えても、実際食べてみるととろっと中身は溶け出してくるので、やっぱり目安は白身の方でいいんだと思います。
※3
土手のマヨネーズが結構な量なので、2枚連続で食べると20代を過ぎた方は簡単に胃もたれします。胃もたれしない、かつ卵もしっかりキャッチできる絶妙なマヨ量をどなたか発見して下さいお願いします。
あと、食べる時黄身が結構ぼとぼとこぼれます。
黄身は美味しいので、こぼれないように上手いこと斜めにして食べてみてください。
そのうち自重でパンの上に乗ってるものがすべて滑り落ちます。
どうすればいいんだろう。
黄身がこぼれるのを諦めればいいのか、それとも黄身がこぼれるより早く食べ終わればいいのか、はたまた黄身が固まるまで熱を通せばいいのか。
個人的にはこのトーストは黄身がとろっとしている方が美味しいと思うので3つ目の選択肢はないんですが、食べるのに難儀するというのは料理として結構大きな欠陥なのではないかと思うので、これも要改善点です。
今のところは、こぼれた黄身をディップ(おしゃれワード)して食べるというのをひとまずの正解にしていますので、参考にして下さい。
いつも全部書き終わった後にタイトルって考えるんですが、
ハムたまごトーストのことを書いたので今タイトル何にするか迷ってます。
それではまた明日。