画竜点睛
デザインフェスタvol.40なるものに行ってきました。
2日目最終日のみの参戦です。
幼馴染がライブペイントをやっていて、それを見に行ってました。
描いている人は完成形が頭にあるけれど、
見ている人、特に絵を描かないぼくなんかは、描いてる人の突然の一筆に、
そんなところにそんなものを描くなんて! とんでもない! みたいにびっくりしてしまうこともあって、でもやっぱりそれは後々でちゃんと全体と調和をしていくので、そういうギャップが徐々に埋まっていって、最終的に綺麗にひとつの絵になっていく様を見るのがとてもおもしろかったです。
絵を描いてるところに結構長くいたんですけど、
1日目から見てるよーって人や、2日目の午前にきた人が、
進度を気にして繰り返し繰り返し足を運んでくれるのがとても好きでした。
作品の完成間近にはそうした人々がじっと足を止めて見守ってもくれて、
それってリアルタイムにやってないとあり得ないことで、
懸命に描いている人と、それを見ている人で作られたあったかい空気が、とても居心地よくて、なんていい時間なんだろうなあと思いました。
現実の声として評価が聞こえてくる場所に、
自分の創作物を置くことの、良さがわかったけど、
これが全く逆に働いたらと思うと、怖くもあるなあと思いました。
美術館には特に理由もなくちょこちょこ足を運ぶんですが、
その度に、絵の良し悪しってどう判断するもんなんだろうって思っていて、
今日はその答えを得たような気がしました。
あの龍の絵は、間違いなくいい絵だったんだろうなと思います。
あれだけの人が興味を示して、行く末を気にして、また足を運んでくれて、
それに応えるようにどんどん絵も迫力を増していっていたように見えました。
かつては同じ絵画教室に通っていた知己が、
今こうしてめちゃくちゃ立派な絵を描くようになっていて、
そしてちゃんと評価を得ていて、
んんんんんんんんってなりました。
すごいなあって、
思って、くやちーって思いました。
個人で勝負できるって強い。
あとは幼なじみのお母さんやら、兄弟やらにも会うことが出来て、
ノスタルジーをぶちかましてました。
今年大学2年生になるその兄弟くんに、あれ今高校3年生なんだっけと口走ったのだけは痛恨のミスでした。完全に根に持たれてました。
写真も何枚か撮って頂いたのですが、
自分の幼き頃を知っている人と写真を撮るときは、
いつも以上にどういう顔をしていいのかわからなくなって、
個人的にはすごくぎこちない感じになるんですが、
昔と笑い方が変わらないねーと言われて、いつもそんなに微妙な表情をしていたかなあと思って少し反省しました。
落とし所がよくわからなくなったきましたが、
個人があんなにわかりやすく大勢の人を魅了してるのを直接見て、
いいもんだなあと、本当に強く、思いました。
そんな一日でした。