日記と1日


最近日記をつけ始めた友だちがいて、三日坊主なやつですから、その後どうなんだというのを聞いてみたら、案外面白くて続いてると言います。


へー。
どんなことを書いてるの? と言うと、
あんまり書かないのだと言う。

日記を書く前に、朝起きて、ベッドから出る時のことから、出かけるまでの準備、買い物に行く時の道順、どの入り口から入ろうとしたけどだめだった、とか、どういう順番で棚を見て、その時手に取った商品の感触がどうで、という1日の流れをもう一度頭の中で追いかけるんだそうです。

そんで、その追跡がうまくできると、今日は充実した1日だったなあと。
日記はそういう風に、1日を振り返るために使っていると言います。

ちなみにゲームやってる時間帯のことを思い出そうとしても、何も思い出せないらしく、ゲームやってる時が如何に何も考えてないかがわかって、それが面白いとも言ってました。
何も考えないで済むのは、美点なのか汚点なのか…。


ぼくはその日に思ったこととか考えたことを書いていくのがメインで、1日の総括をするようなことは少ないんですが、
そうやってあれこれ考えてるうちに、行動の方はほとんど無意識にやってるからなのかなあと、友達の話を聞いていて思ったりしました。

1日との向き合い方というか、
過ごし方が、その人に日記を書かせてみるともしかしたら見えてくるかもしれません。

以前、手帳に関しても、似たようなことを書いた気がするな…。