転機
気づけば卒業まで3週間もなく、
バイトも辞め、学生とは言え半分抜け殻のようなものなので、学業に励んでいるわけでもない。
何かせねばと焦れば焦るほど何をすべきかを見失い、取り返しのつかないものであると知りながらに日々を逃してばかりいる。
地に足もつけずに、ふわふわとどこに行くでもなしに己を野放しにしているこの状態は、積極的に自分で自分を錆びさせているようなもんで、いつも情けなくなる。
自らの進むべきを、自ら決められないというか。
与えられた環境の中での取捨選択、そこで進んでいくことはできても、自分で自分のあるべき姿を想定して、そこに近づくような努力の仕方が、できない。
大学から放り出されんとする今、ぼくには指針となる環境がない。
働き始めるとまた違うのだろうけど、
このままの調子だと振り回されるばかりで生きて行かねばならんと、そう思う。
矜持というのとは、厳密に言えば違うのかもしれないけど、そういうものをきちんと持って、人生の主人公を正しく自分にして生きている人はかっこいい。
【追記】
朝風呂をやめて、夜にちゃんと風呂に入り、12時過ぎには布団に入って、朝に起きる生活リズムを確立できていることだけが、小さく自分を支えている。
その実やることがないから寝ているだけなのだけれど。