ぱられる

宇宙人が日本を征服して、

その支配の手始めに日本のソウルフードであるカレーをこの世から消すとが決めたとしましょう。

 

困りますよね。

カレーが消えるということは、この世からカツカレーも消えてしまうということですから、これは大変に困ります。

 

とはいえぼくはカツ丼も好きですから、カツカレーよりそっちをより好きなるということで、ひとまず事態は収まります。これは一つの解決方法。

 

全国のカレー好きには宇宙人に嘆願書をかいたり、ただ泣いたり、宇宙人に直訴しにいったり、カレーをうんこだと思い込んで嫌いになったり、いろいろな解決方法をとる人がいるでしょう。

 

これらは、どれも正しいです。人によって解決方法はさまざまです。

どれが一番正しいというのもありません。

どれも同じ程度正しい中で、単に支持者が多い解決方法だとか、少ない解決方法だとかがあるだけです。違いはそこです。

 

カレーは好きの中には、

カレーは好きだけど、この世からなくなってしまっても別にかまわないと考える人もいるでしょう。

 

カレーが好きならカレーを守るために行動すべきだというのは、正しいですが、カレーがなくなってしまってもいいと思う彼にとってしてみれば、正しくても受け入れがたい話なのです。彼にとっての正しさは、そこではない。

 

違う正しさを持つ人同士は多分永久に分かり合えないので、

お互いがお互いをどちらかに引き合うのではなく、そういうのもあるのねと許しあっていかねばならんのじゃないかと、そう思う今日この頃なのです。