アレがない世界
もしも「○○がない世界」という願いをひとつだけ叶えられるとしたら
ぼくは即断即決で
「湯船に浸かる前に体を洗わない人がいない世界」にします。
温泉とか銭湯とかの共同のお風呂で、自分がお風呂につかりたくてせっせと体を洗っているのに、その横でかけ湯だけしていくような人がいない世界です!
科学的にどうなのかは知らないですけど、なんか汚そうじゃないですか。
せっかく湯船に浸かりたい一心で一生懸命髪を洗い、体を洗いしているぼくを尻目に、かけ湯を免罪符にして湯船にお先するような奴は許せないですよ!
という寮ぐらしで共同風呂に入らざるを得ない男の悲しい叫びでした。
「○○がない世界」で言えば
争いのない世界なんかもいいかなと思いましたが、
争いと一口に言っても、戦争のような大きなものから競争、兄弟の口喧嘩などの小さいものまで多種多様で、その全てがなくなるべきかと言われたら、そうではないような気がするのです。
他にも例えばタバコがない世界とか、
まあぼくはタバコ吸わないのでなくなってしまっても構わないのですけど、吸っている人、タバコが好きな人からすればそれは困ってしまうわけで、それもかわいそうかなあって。
全員が湯船に浸かる前に体を洗う世界っていうのは、
体を洗うと湯船に浸かるの順番が変化するだけで、
実質誰にも損はなく、かつぼくみたいな奴が得というか納得感を得ることができるので、いいんじゃないかなと! 平等じゃないかなと!
もし「○○がない世界」、
ひとつだけ選べるとしたらあなたなら何を○○の中に当てはめるでしょうか。