インディアンポーカーのすすめ


夏の夜、
友達と何かしていて、
やることも話すこともなくなってきたなー、なんか面白いことないかなー、
となった時に、おすすめの遊び。


それがインディアンポーカー!


ワークショップや、レクリエーション、イベント等でのアイスブレイクにも使えると思います。何故なら会話が必要不可欠な遊びだからです。


ルールは簡単。
まずトランプ一式をよく切って、山札としてテーブルに置きます。
各々が自分に数字が見えないようにトランプを引き、せーのでおでこの位置に自分以外の全員に見えるようにトランプを掲げます。

勝ち負けですが、
最終的にせーのでテーブルに出し、
一番数の大きい人が勝ちです。
ジョーカーが一番強く、次にA、以降は13、12、…、2の順です。マークは関係なし。


この遊びの肝は、自分が何の数字のトランプをもっているのかが、自分からはわからないけれど、自分以外の全員はわかっていることにあります。


この遊びでは、トランプを見せ合った後、場にトランプを出すまでに、自分の今もっているカードを捨てて、新しく山札からカードを引くことができます。(ぼくは大概この引き直しは1ゲームにつき2回まででやっています)

だからカードを見せ合った後からは、会話による心理戦になります。
とても強い数字のカードを持ってる相手に、自分の語彙力を尽くして、お前のもっているカードは弱いと錯覚させ、引き直しを促しつつ、自分の持っているカードがどの程度の強さなのかを、相手から聞き出すのが、この遊びの面白いところです。


露骨にそのカード弱いぞと言うと、相手はかえって立場を強硬にするので、そのカードの強さはマクドナルドの商品で例えるなら水かな~などと、抽象的に比喩してみることも有効です。

ぼくはゲームの勝敗そのものより、周りの皆があの手この手の比喩を使ってカードの強さを例えてくるのが面白いので、この遊びが好きだったりします。

ジョーカーや絵札等の強いカードを持っている人に引き直しをさせた時、逆に自分が強いカードを持っていたのに引き直しをしてしまった時なんかはなかなか盛り上がります。


アイスブレイクに使えると言ったのは、この遊びを面白いものにするためには、また、自分がこのゲームに勝とうとするからには、会話が必要不可欠となるからです。


インディアンポーカーから会話をとってしまったら、ただ山札からカードを引いて、おでこにあててからテーブルに出すだけの、世界一面白くない遊びに成り下がってしまいますからね。

インディアンポーカーをして口と頭を動かすと、遊びが終わった頃には、あの例えは面白かったわ、とか、あれは騙されたとか、言葉が達者ですね、とか何かしら話題が生まれてくるものです。


さすがに周りに人がいるところででこにトランプ掲げるのは不審者もいいとこですが、なかなか面白い遊びなので、友達の家等でやることないなーってなった時など、是非やってみてください。(多分最低でも3人くらいはいないと面白くないです。4,5人が個人的にはベストな人数だと思います)